日本人の大多数が持っている数珠ですが、その起源についてまで知っているという方は少なくなってきているのではないでしょうか。
キリスト教やイスラム教の方まで持っているということは無いにしても、神道の方でも仏式の葬儀に参列する際は持参される方も多いとお聞きします。
そこまで日本人に根付いた数珠ですが、起源は仏教の起源と同じインドにさかのぼることができます。
数珠の玉数は基本的に108個です。
これは人間が持つ煩悩の数といわれています。
元々は数珠は仏号と唱えるときに「今何度唱えているか」を計算する道具でありました。
私たちが持つ108の乱れやすい心、すなわち煩悩を仏教の教えを唱えることによって救うための道具だったということでしょう。
玉を通す糸は私たちの心に通じているとも言われ、環状になっていることも心がまるく治まることを意味しているそうです。
それがシルクロードを渡り仏教と共に日本に広まると同時に、各宗派の様式を備えた数珠へと変化していきました。
基本の玉数は108個と変わりませんが、弟子玉や房の形状によって宗派を区別することができます。
持ち方も宗派ごとに特徴のある持ち方がある様です。
現在の私たちが使用している数珠は、煩悩を起源にした108個の数珠のかたちを基本としていますが、持ちやすくするために球数を半分にした54玉や1/4にした27玉、また108個にちなんだ18個の数珠など形式にとらわれない数珠が一般化してもいます。







