「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言ったものだなと、お彼岸が近づく度に思わされますが、秋の気配が近づくと故人のお墓参りの季節だと感じられる方もたくさんおられるでしょう。
春分の日は「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」といわれ、秋分の日は「先祖を敬い、亡くなった方をしのぶ日」とも言われており、国民の祝日に指定されています。
一般に、彼岸というと春分の日をさし、秋分の日は、秋のお彼岸と呼ばれ区別されています。
お墓参りに関しては、彼岸の日をはさんで前後三日のうち、つまり計七日の間に行けばよいとされています。
お墓参りには、花や線香を持参します。
水や水を入れる桶や掃除道具は管理事務所やお寺で貸してくれますが、借りることができない場合は持参します。
まず、手桶に水を汲み、その水で墓石を洗い清めます。
その後墓石回りの掃除をします。
次に花立に花をいけ、線香に火をつけ供えます。
こうしてから、故人の墓に拝礼します。
その際は、新しく汲んだ水をひしゃくでかけます。
これは仏様となった故人に、のどが渇かないようにと水を飲ませてあげるという風習からきています。
お彼岸近くになるとお供えのセットがスーパーなどで売られたりしますが、仏壇のある家では、新しい水やお花を飾り、彼岸団子やぼたもちをお供えします。
これは、正月にもちや団子を作るのと同じことで、先祖を供養することが本来の意味だったといわれいます。
こうしてお供えしたものを、仏壇や祭壇から下ろして、家族みなで、仏様と一緒に食べるのが昔からの慣わしです。







