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多様化する葬儀スタイル

 

お墓のない喪家(そうか)は、四十九日を過ぎたらお骨を菩提寺や霊園の納骨堂に一時的に預かってもらい、一周忌か三周忌(没後2年目)を目処としてお墓を建て、納骨する場合が多いようです。

一時預けには、お布施や規定の料金が必要な場合があります。

また、最近では永代使用できる納骨堂も増え、お墓を持たない家も多くなりました。


手元供養

 

手元供養とは、故人の遺骨・遺品を身近に置いて故人を偲び供養することを言います。

子どもを先に亡くしてしまった両親、「故人の遺品を身近に置いておきたい」「お墓が遠くて度々はお参りできない」という切実な気持ちから手元供養が増えてくるようなりました。

手元供養には、2つのかたちがあります。


自然葬

 

自然葬は「散骨」とも呼ばれているものです。

自然葬は、海や山へ遺灰を撒くことをいいますが、いわば本当に「自然に還る」ということになるのではないかと感じられます。

昔は、自然葬は違法だと思われていました。

しかし、社会的合意を拡げようと、運動を推進してきた市民団体「葬送の自由をすすめる会」の活動が大きく注目され、厚生労働省や法務省から自然葬は、節度をもって行われる限りにおいて、法的には問題はないという見解が出されたのです。


樹木葬

 

樹木葬は、当該墓地近在に自生する苗木や花を植えた里山を区画整備し、そこにお骨を埋葬する葬送法です。

ただし、樹木葬は葬墓のそばに植樹することをいいますが、広い意味では、森林の中に葬墓を作ることを樹木葬に含め、植樹そのものは自由になります。

樹木葬は、墓地として認可された山林墓地にしかできません。

そのため、自分の好きな山や林に埋葬してくれという希望をしても、必ず通るわけではないということは知っておいた方がいいですね。


 

(社)全日本冠婚葬祭互助協会とは、略称を「全互協」とも言い、月掛金を一定期間払えば、「結婚式」「お葬式」などに利用できるシステムです。


一般価格よりお得な会員システムを取り扱っています。

全国各地に大規模なセレモニーホールを次々と建設し、一層の拡大を図っています。

月掛金額や積み立てる期間は、各社とも利用者の要望に応えており、儀式に対する地域の風習などを考え、さまざまなコースを用意しているというのが特徴です。

(社)全日本冠婚葬祭互助協会は、経済産業省の許可事業でもあります。

またセーフティーネットも充実しているので、安くて便利に利用できると注目を集めているものとも言えるでしょう。


 

高齢化の進行により、今後ますます葬儀件数が増えていく傾向にあることは、誰しも容易に想像できます。

これからの時代、新たな葬儀のカタチなども次々と考案され、世の中に提案されるようになるかもしれません。

さて、実際に葬儀を執り行う際は、葬儀社や互助会などに依頼する人も多いかと思いますが、地域性の濃い葬儀を行う場合、地域密着型である「葬儀専門業者」に依頼することをオススメします。

ここでいう「地域性の濃い葬儀」とは、亡くなられた方が地元で商売を営んでいたり、永年にわたりその地域や人々との間に深い関わり合いを持たれている場合などを指します。

葬儀専門業者を選ぶ際の注意点としては、葬儀社の中には葬儀専用の斎場や会館を持っているところとそうでないところがありますが、特に参列者数が多く予想される場合などは葬儀斎場を所有しているところを選んだ方が無難でしょう。

また、各地域に何箇所も専用斎場を所有する葬儀社もありますので、事前にいろいろと調べておくと良いかもしれません。

 

社葬

 


企業のトップに位置づけられている
が、お亡くなりになると、社葬として葬儀を執り行う場合があります。

企業にとってトップがなくなる影響度は非常に高く、代表者個人だけの死で終わらせることはできません。

したがって、企業の発展に貢献された方や、企業に尽くされた創業者、役員、業務中になくなられた方の功績を称えるために、企業と遺族が一体となって葬儀を執り行うのです。

社葬は、遺族、親族、友人、知人に加え、取引先企業からの参列者など多岐にわたるため、とても大きな葬儀になります。

仮に、社員数が少ない小さい企業で小さい規模の葬儀であっても、社員数が多く大きい企業で大きい規模の葬儀であっても、社葬は社葬です。

自宅葬

 

自宅葬も、ひとつの葬儀形式の名称です。

突き詰めれば、特に目新しい葬儀スタイルなどではなく単なる呼称に過ぎません。

近年、私たちの生活習慣の変化と共に「葬儀は、葬儀斎場で行うほうが合理的である」という風潮が多勢を占めております。

そのようななか、今ふたたび、ご自宅で故人と遺族が変わるがわるお別れをする本来の「お通夜」や、「葬儀=故人とのお別れ」をゆっくり行いたい、というご要望もあり、いま改めて見直されてきている葬儀スタイルなのです。

身内だけ、あるいは親しい人たちだけで故人を送る葬儀となりますので、葬儀形態の種別としてはいわゆる「密葬形式での家族葬」に大別されるでしょう。

そこには、特に堅苦しい形式や定義はありません。

生花祭壇の葬儀

 

葬儀やお葬式、と言うと、つい仏教形式で執り行われているイメージをもってしまいます。

お線香の香り、スピーカーから流れる宗教者の読経の声、いかにも「お葬式」的な殺風景な感じを想像されがちです。

しかし最近では、仏教形式であっても色とりどりの花を用いて華やかな生花祭壇にする葬儀が主流になってきているようです。

弔意として頂く花を飾ることもあります。

もし弔問客に「生花を出したい」と言われたら、花祭壇として飾りたい旨を伝えることも出来ます。


無宗教葬儀

 

現代では、仏教、キリスト教など、様々な宗教があります。

生前に信仰していた宗教がある場合は、その宗教の形式に沿った葬儀を行えばいいでしょう。

しかし、生前全ての人が信仰していた宗教があるわけではありません。

何の宗教も信仰しない「無宗教」という人もいるものです。

最近では、宗教へのかかわりを持たない人が多くなってきました。

そのため、人生の最後をも宗教色のある葬儀で締めくくりたくない、という人も多くなってきています。

生前葬とは

 


生前葬とは
、本人が生存しているうちに、本人の意思で行われる葬儀のことをいいます。

著名人である女優の故水の江瀧子さんや、天才漫画家の故赤塚不二夫さんも、生前葬で葬儀を執り行いました。

「生前葬」そのものの認知度は高いのですが、身近で実際に行う人をあまり目にすることがありませんでした。

それが近年、一般の方でも自分の葬儀を「生前葬」として行いたい、という方が少しずつではありますが確実に増えてきているようです。


お別れ会・偲ぶ会

 

生前に交流のあった人たちが、葬儀を済ませた後に行う「お別れ会」や「偲ぶ会」。

お別れ会や偲ぶ会とは、葬儀を家族や身内だけですませ、後日、故人や家族の友人、知人を対象とした「告別式」のことを指します。

近年、芸能人の方や著名人が亡くなった場合に報道で目にすることも多くなりましたので、知っている人も多いのではないでしょうか。

社葬などとは違い、友人や知人の集まりになりますので、パーティ形式になることがほとんどです。

和やかに故人の思い出話に花を咲かせながら、故人を偲ぶ告別式ですので、癒しの場となることでしょう。

お別れ会は、故人の友人が発起人となり、ホテルなどの会場を借りて会費制で行われることが多いようです。

直葬とは

 

直葬という葬儀形式をご存知でしょうか?

日本国内で、一般的に行われている葬儀は、通夜、告別式、火葬、納骨、という流れで行われます。

このうち通夜と告別式は、あくまでも儀式として遺族が営むセレモニーであり、義務ではありません。

直葬とは、この儀式の部分を一切行わず、納棺後にそのまま火葬場へ直行し火葬までを行う葬儀方法です。

いわば、儀式の部分を極力簡略化した現代の葬儀スタイルともいえます。


家族葬とは

 

家族葬は、家族や親戚、または故人との人間関係でとても親しかった人だけに参列してもらう葬儀です。

一般葬と家族葬、葬儀の流れは、あまり変わりませんが、家族葬でのよいところは、やはり故人と家族がゆっくりと時間をかけて、お別れができることです。

一般葬などは、遺族は悲しみにくれるなかでも、参列者に気を配ったり、様々な準備をしなければならず、その精神的な負担も大きくなります。

その点、家族葬は、ゆっくりと故人を向き合いつつ、遺族の精神的な負担、経済的な負担、を軽減することができる葬儀スタイルなのです。

密葬とは

 

我が国本来の密葬とは、喪主になる方が遠方にいるという理由などで、葬儀に間に合わない場合や、後日、通知を出し社葬など改めて本葬をする場合のことを「密葬」と呼んでいました。

実は密葬には厳格な決まりはありません。

では、密葬と一般的な葬儀(一般葬)、その最大の違いは、どこにあるのでしょうか?

それは、故人との関係において公私共に一般の会葬者に対して告知を行うのか否か、という点にあります。

お葬式を通知する家族や親戚、親しい友人など、告知する範囲が小さく少人数の場合、現在では密葬と呼ばれています。

一般葬とは

 

人の死というものは突然です。
とりわけ家族の死は、言葉では言い表せないほどとても悲しいものです。

しかし現実は、深い悲しみの中にあっても、葬儀の規模に関わらず通夜や葬儀を執り行わなければなりません。

その場合、様々なことを仕切るのが喪主です。
突如として喪主になった場合、焦らないように事前に勉強しておくことも大切です。

葬儀は、地方によっても式次第は異なり、様々な種類がありますが、
いわゆる「一般葬」とはどのような形式をいうのでしょうか。

生前予約とは

 

いま「生前予約」というシステムが注目されはじめています。

昨今、テレビCM等で様々な葬儀業者が生前予約を宣伝しているので、ご存知の方々も多いことでしょう。

全国各地で「葬儀セミナー」や「葬儀相談会」などが頻繁に開催されるようになり、以前にもまして葬儀に対する人々の関心の高さが伺えます。

時代の変遷と共に社会情勢はめまぐるしく移り変わり、それによってあらゆる事物に対する人々の意識も変化します。

そのような中で、ご自身をはじめご家族の葬儀のありかたや、葬儀そのものに対する人々の意識や考え方、実際の葬儀様式にも変化が現れてきているのではないでしょうか。


湯灌の儀式

 


我が国には、納棺前の故人のお顔や御体を納棺師やご家族一同によって洗い清める「湯灌」という儀式があります。

「湯灌」とは、故人の生前の穢れ(けがれ)や苦しみを洗い清めます。

それは、生に対する煩悩を絶ち、故人にとって最もゆかりの深い人達が、故人の来世の高徳が得られるよう念じながら執り行われます。

古来より伝わる葬儀のなかの儀式のひとつとして、極めて大切な精神性の高い仕来り(しきたり)といえるでしょう。

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